世田谷D
Housing
数十年後も変わらず「喜んで、そこにいたい」と感じられる建築とは?
2003年、職住の拠点である「下作延K」を設計するにあたり、
私自身が向き合うことになった問いです。
たとえば、二十歳の頃に強く魅かれた京都の石庭、
あるいは晴れた日の木陰など、
「境界面のこちら側のこの場所にいる」という感覚を追い求め
設計した下作延Kを、2023年の今も喜んで拠点としています。
以来「これまでの人生で感銘を受けたこと」を教えていただき、
そこから緻密に、創造的に検討を重ね、
「これがいい」という納得感をクライアントと共有し、
ひとつずつ丁寧につくり続けています。