
3層の床を無骨につなぐ鉄骨階段を中心として、執務スペースや水回り、打合せ室などがおおらかに展開するオフィスである。



斜線制限から決定した多面体の屋根。その屋根を支える鉄骨の架構にふわりと包まれる2階は、メインの執務スペースである。
水平に連続する開口部とデスクが3辺の壁にそってぐるりとまわる。どこでも作業できるおおらかな設えが、執務環境を心地よいものにすると考えた。

1階は打ち合わせ室。両サイドは全て壁面収納としている。敷地の高低差を利用して奥には1段上がったテラス。開放的でありながら落ち着く空間である。

3階の小さな執務室は、2階の執務スペースと吹き抜けを介しつながっている。多面体の屋根に近く、屋根裏部屋のような親密性が生まれている。


スチールの黒皮を生かした鉄骨階段は、建物の外形に合わせて踊り場を伸ばしたりしながら1階から3階までを直階段と周り階段とを組み合わせながら上がる。段板の荷重を受けるささらはせい(幅)を変えず、勾配だけを段板の外側端部に追従させている。
シンプルなルールに沿って設計した結果、力強い彫刻のような立体フォルムとなった。
日々オフィスで繰り広げられる活動を、一本の大木のように頼もしくどっしりと見守る存在となることを期待する。































